隣のぼーいふれんどサマ。
・・・完全なるデジャヴだ。
聖奈の件のときと全く同じだ。
でも、出てきたのは聖奈ではなかった。
しかし、声は女性だ。
その人は黒髪を頭の後ろでひとつにまとめていて、清楚なワンピースを着ていた。
また、女ですか・・・。
どうしてこうも、俊哉には女がつきまとうのだろう・・・。
って、あたしもつきまとってる女の一人か。
ため息をつきたくなるのをグッとこらえて、口を開こうとする前に、目の前の女が声を出した。
「・・・何の御用ですかっ・・・。」
女の目つきが険しくなる。
「あ、あたしは俊哉に」
「っ帰ってください!!俊哉くんは寝てます!帰ってください!!」
・・・え?