隣のぼーいふれんどサマ。

「んーっ・・・」


俊哉が目をこする。


やばいっ、起きちゃった!


即座に俊哉から離れて、冷静を装う。


「お、おはよ。ごめんね、起こしちゃった?」


「いや、いいんだけど・・・。あーやっぱりよくねぇわ。カズの夢見てたし。」


「え?どんな夢?」


「カズが笑顔で俺に抱きついて、“大好きだよ。ずっと一緒にいようね。”って言う夢。」


「へー・・・って、聞いてたのっ?!」


俊哉はほくそ笑むだけだ。


うわー恥ずかしすぎるっ///


ま、いいか。


「夢じゃないよ・・・?あたし、本当に言ったから。俊哉のこと大好き・・・だし。」


あ゛ー!!もう、何勢いにまかせて、素直な気持ちを淡々と口走ってんのよ!!


「・・・知ってる。つーかさ、どうしてくれんの?」


「へ?」


「俺、カズ以外の女、好きになれないんだけど。」


・・・そ、それは・・・


「いいことだと思いますけど・・・?」


「うるさい。反抗するなバカ、襲うぞ。」


な、何なのよ、ムカつくー!!


「・・・だからお前も、俺以外の奴好きになれないだろ?」


はぁぁぁ?!


それは決定事項ですか?!あたしには答える余地もないんですか?!

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