隣のぼーいふれんどサマ。
「・・・ごめんね。」
思わず謝ってしまった。
いつでもこんなに素直になれたらいいのにね。
そろそろ寝ないと。
タオルをテーブルに置いて、キッチンへ向かうと、何か聞こえた。
「・・・と・・ぉ・・ぃ・・・」
足を止めて俊哉を見ると、俊哉が何かを苦しそうに訴えた。
「どうしたの、俊哉?」
俊哉のところへ駆け寄って、膝をつき、問いかける。
「・・・ぉ・・・ぃ・・・」
俊哉は唸るだけだ。
「どうしたの。はっきり言って?」
タオルで汗を拭いてあげる。
その手を俊哉ががっしりと掴んだ。
そして一言。
「とも・・・にぃ・・・。」