隣のぼーいふれんどサマ。
・・・い・と・こ・・・・?
いとこってあれだよね。自分からみて親の兄弟姉妹の子供。
ってことは、血繋がってるってことだよね?
「え・・・あ、あの、だって、は?嘘・・・でしょ。」
「バカじゃねぇの。何でこんな嘘つかないといけねぇんだよ。」
そうだけど、急にそんなこと言われても。
「いや、だって、信じられないもん。」
「ひどーい。あんた俊くんの彼女なんでしょー。信じなさいよぉ。」
聖奈が俊哉の腕にしがみつきながら言う。
「・・・いとこなの?じゃあ、この閒のは」
「あれは、説明すると面倒くさいんだよ。いつもはフランスに住んでる聖奈が帰って来てるっていうから、久しぶりだし遊びに行ったんだよ。」
・・・フランス。
一体、俊哉の家系は何故、外国進出が多いんだ・・・。
「あたしが俊くんを呼んだの。遊びに来てって。」
「じゃあ、シャワールームの話は」
「あれは!!・・・聖奈がスープを俺の頭上でこぼしやがって、それで・・・。」
す、すーぷ?
くだらなすぎる・・・。そんな理由にあたしは妬いてたの!?