隣のぼーいふれんどサマ。
・・・最後のページには写真が一枚だけ貼られていた。
色あせた、家族写真。
写っているのは、思いがけない人達だった。
メガネをかけた優しそうな男の人。
その横に微笑んでいるのは、髪をひとつにまとめた女の人。
その前には満面の笑みで立つ、背の低いツインテールの少女。
その横には背の高い、優しそうに少女の肩に手をかける男の人。
・・・その消えかかった顔をじっくり見て、驚いたんだ。