隣のぼーいふれんどサマ。
この人達を・・・・あたし、知ってる・・・・・
でも、信じられない。
嘘だ。
だって、意味がわからない。
どうしてあたしの家のアルバムに、この人達が写った写真があるの?
だってこの人達は・・・・。
「・・・夢の人━━━━」
「何?」
「あたし、知ってる。この人達を知ってるの。」
「誰?」
「・・・わかんない。でも、このお母さんと、この女の子は見たことある。」
指で優しく写真をなぞる。
そう。
この髪をひとつにまとめた女性は、いつもの夢のお母さん。
そして、ツインテールの少女は、夢のポニーテールの少女。
だがしかし。
男性二人はわからなかった。
この写真を見る限りでは、後ろの男性はお父さん。
少女の横にいる男性は、兄だろうか。
・・・この人達は誰なのだろう。
あたしとどんな関わりがあるのだろう。
また、あたしを強い頭痛が襲った。