隣のぼーいふれんどサマ。
ガッシャーン!!
・・・。
一階からとてつもない大きな音が聞こえてきた。
ガコッ、ガラガラガラッ!!
・・・また、大きな音。
傍らにあったカーディガンをパジャマの上から着て、下に降りてみる。
恐る恐るキッチンを覗くと、俊哉の姿ではなく、真っ白い煙が視界を奪う。
「しゅ、俊哉っ?!」
「カ、カズっ!!寝てろって言っただろ!!」
俊哉があたしに近づいてきて、怒鳴る。
「寝れるわけ無いでしょ!大きな音がするから、心配になって降りてきたんじゃない!!」
俊哉は、うっ、と黙る。
「何なの?この煙っ!まさか、料理で」
「まさか。ちょっと失敗しただけだ。心配するなって!!」
・・・普通、心配するでしょ・・・。
「わかった・・・。」
「よし。座ってろよ。もう少ししたら出来るから。」
「・・・うん。」
言われた通りにソファに座る。