隣のぼーいふれんどサマ。


「・・・俊哉、学校来てないの?」


「うん。ちょうど和紗が風邪ひいて休んだ次の日から来てないよ。僕、あれからずっと遠野くんの観察してたから覚えてる。」


「・・・あ、そうですか。はい。」


コイツ、本当におかしい・・・。


ってことは、あたしが「学校行って」って言った日から来てないんだ。


でも、学校が終わる時間にちょうど、家に帰ってきてるよね。


何してるの、俊哉・・・。





ち、違う!!


俊哉のことなんてどうでもいいんだから!!


「和紗。今、遠野くんのこと考えてるでしょ。」


「へっ?!ち、違う!!断じて違う!!」


「そう?ならいいけど。しばらくはずっと僕のことだけ見ててね。僕はずっと和紗が好きだから。」


・・・あれ?


何か俊哉の俺様発言までいかないけど、雅も俺様系・・・?


って、何考えてるんだ!!


あたし、雅のこと好きじゃないし!!


「ば、馬鹿なこと言ってんじゃないよ!!あたしは雅のこと嫌いだからね!!」


・・・平穏な日々は、あたしに戻ってこない。
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