夜空に願いを
キーンコーンカーンコーン
「席つけー。はーいじゃあ、一年よろしくな。あー、渡辺は体調不良で欠席だ。集会遅れないよう。チャイムなるまえに行動するようになー。じゃあ、以上。」
担任の北野が適当に挨拶して朝は終わり。
一時限目、始業式かぁ‥
しかもその後学年集会かよ。
「そーらっ」
ニコニコしながら話しかけてきたのは、隆斗(りゅうと)
「ん?」
「ん?じゃなくて、おはようでしょ!つかさ、学年集会とか要らなくね?」
「ぁあ。はよ」
「なんだよ。相変わらずテンション低いなあ、あげてこうぜ?」
「そうか?別に低くねーよっ。あ、俺友亮のとこ行くわ。」
隆斗は常におちゃらけててヘラヘラしてる。
でも運動はできてまぁそれなりにモテるっぽい。クラスではそこそこ仲いいやつだけど少しめんどくさい。
だから少し逃げるように友亮たちのクラスに行った。
「友亮ー」
少しだけ話して集会に向かった