star light.
美緒は一度フリーズしてから、泣きじゃくったまま首を横にブンブンと振った。
「ダメだよ、アタシなんかと結婚なんて、絶対ダメだよ!」
美緒は必死だった。
「どうして?」
「ダメ、迷惑かけちゃうだけ、結婚てゆーのは幸せじゃなきゃダメなの…」
美緒は力なく言った。
「美緒、そうやっていつも俺の幸せを否定しないでほしい。俺は本当に、ただ美緒といるだけで幸せなんだ。病気だっていい。不恰好だって構わない。ただ美緒が側にいてくれるだけで、幸せなんだよ…わかってくれよ…」
俺は泣きそうになった。
でもココではカッコ悪くて泣けない。
「もう一回言うね、僕と結婚して下さい。」
すると美緒は弱々しく「お願いします。」と言った。