star light.
順調に月日は流れ、また夏がやって来た。
闘病生活も1年を迎えようとしていた。
7月7日は七夕。
そして美緒の誕生日でもあった。
"七夕祭りには行けないけど、浴衣が着たい"という美緒の要望で、俺は美緒に似合うであろう白地で花柄の浴衣を買った。
そうして俺はもうひとつ、美緒にウェディングドレスを着てもらいたいという夢があった。
実は美緒の友達や俺の友達数人でプチ結婚式を計画している。
もちろん美緒には内緒で。
1日から7日まで美緒は入院予定で家をあけるので、その間に家をチャペルにしようと試みているのだ。