Octave~届かない恋、重なる想い~
雅人さんの車の助手席に座り、次の目的地へ向かう。
「これで週末の予定を1つクリアした。スムーズに話が進んで良かったな。
あとは君のお母さんへ挨拶することと、入籍の準備を進めること、それに君と俺の仕事の調整、かな」
「職場にはもう、期限を延長しないで退職することを伝えてあります」
「そうか、じゃあ、今の仕事は?」
「3月31日で終わりです。雅人さんは?」
「君の伯父さんと相談して決めるよ」
「そうですか……」
伯父の会社で、雅人さんはかなりやり手の営業課長であるという話を聞いていた。雅人さんが急に退職しても、宇佐美運輸は大丈夫なのだろうかと、少し心配になる。
「大丈夫、10年以上勤めてるから、ちゃんと退職金も出るはずだし、生活はできるよ。可愛い姪っ子が路頭に迷うようなことはしないはずだから」
「え、あの、私達、いつから一緒に暮らすんですか?」
「これで週末の予定を1つクリアした。スムーズに話が進んで良かったな。
あとは君のお母さんへ挨拶することと、入籍の準備を進めること、それに君と俺の仕事の調整、かな」
「職場にはもう、期限を延長しないで退職することを伝えてあります」
「そうか、じゃあ、今の仕事は?」
「3月31日で終わりです。雅人さんは?」
「君の伯父さんと相談して決めるよ」
「そうですか……」
伯父の会社で、雅人さんはかなりやり手の営業課長であるという話を聞いていた。雅人さんが急に退職しても、宇佐美運輸は大丈夫なのだろうかと、少し心配になる。
「大丈夫、10年以上勤めてるから、ちゃんと退職金も出るはずだし、生活はできるよ。可愛い姪っ子が路頭に迷うようなことはしないはずだから」
「え、あの、私達、いつから一緒に暮らすんですか?」