初恋シグナル~再会は恋の合図~
かわ……?
「何?」
「……や、なんでもねーよ……」
なぜか不自然に視線を逸らされた。
……何それ。余計気になるんですけど!!
しかしそんな思いも、次に辻村くんが発した言葉で吹き飛んでいった。
「……休憩するか」
「え、いいの!?やった!!
じゃあアイス買いに行こ、アイス!!」
何でもいいから涼しいところに行きたい、と私は両手を上げて提案した。
「コンビニ!!」
「じゃあそうするか」
あっさりそう言って立ち上がった辻村くんに、私も財布と携帯だけを持って立ち上がる。
わーい!!
アイス!!