初恋シグナル~再会は恋の合図~


「嫌い、って……」


「俺のことはもういいだろ。それよりあんた、俺に説明しなきゃいけないんじゃねぇの?」



強制的に話題を変えられた。



……うん。



触れられたくない部分なんだね。



それなら、仕方ないね。



そう思って、私もこれ以上詮索するのはやめることにした。




「……そうだった。じゃあまず活動日だけど、うちは基本日曜がオフだから。それ以外は毎日活動してる。……えーっと」



私は一度立ちあがって部室の端に置いてある棚からファイルを取り、その中から1枚プリントを抜いた。



「はい。これ今月の活動予定表」



そう言って再び椅子に座りつつプリントを差し出すと、辻村くんは何も言わずに受け取った。


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