私は彼の浮気相手!?~初恋相手はイケメン美男子~
葵君はやっぱりあたしを守ってくれてるんだ。




あたしが怖がってるの気づいてくれたんだ。




何も言っていないのに。




葵君の手から伝わってくるような気がする。




俺はお前を絶対守ってやるって伝わってくるよ。




でもこんなとこで騒ぎ起こしたら大変だ。




なんとかこの険悪ムードを変えなきゃ…




あたしは葵君に話しかけようとした。




「兄貴」




声がしたと思って振り返ったら私服姿で眼鏡で変装している隼人が立っていた。




「何だお前か。なんでここにいるんだよ。」




「みっともない真似やめろよ。雅と葵は付き合ってんだぞ」




「お前に関係ないだろ。雅ちゃんの事諦めたって言ったくせに。雅ちゃんは俺のものだからな」
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