私は彼の浮気相手!?~初恋相手はイケメン美男子~
すると葵君は許す気ゼロって顔で言い出した。




「フンッ。どうせ嘘ついてるんだろ。そんなんで許すと思うか」




「……信じてくれなくてもいい。今までの俺は考えてみればサイテーだった。ごめん。




兄貴が雅を狙ってる事知って俺は慌てて俺のものにしようとしたんだ。ほんとごめん。それだけだから。じゃ」




隼人はそう言って去っていった。




何故か隼人の背中が寂しそうに感じた。




隼人はやっぱり結衣ちゃんの言う通りいい人だったのかもしれない。




あたしをお兄さんから守るためにまたあたしとヨリを戻そうとしたんだ。




ありがとう隼人。あたし本当の隼人を見てなかったんだね。




「おい雅あんなやつ許さなくていいからな」




葵君はあたしの肩を叩いて言った。




「ううん。隼人はあたしを守ろうとしてくれたんだ。だからこれで貸し借りなしだよ♪」




「雅は優しすぎるんだよこのwww」
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