私は彼の浮気相手!?~初恋相手はイケメン美男子~



あたしと葵君は住宅街にたどり着いていた。



「はぁ…はぁ…ここなら平気だろ…」



葵君が本当に来てくれた…



「葵君どうして…」



「…ほっとけなかったんだよ。雅が一人きりでいたら、またあいつらが来るかもしれないって思ったから」



どうして彼女いるのにそこまであたしに優しくするの…どうして…?



「確かに俺は彼女がいる。けど俺は雅がほっとけなかったんだ。



いつも男を避けて悲しそうにしているお前が。



この際はっきり言う」



はっきりってどういう意味だろ…



「言わなくていいよ。どうせあたしの事攻めるんでしょ?男嫌いの哀れな女とか言って!



どうせ男なんか見た目でしか見てくれない!可愛いからって平気で嫌がることをして…



信用できないのよ男なんて!もう離して…!」



あたしは泣きながら本音を葵君にぶつけた。



どうせ男なんか遊びでしか思ってないんだ。
< 29 / 399 >

この作品をシェア

pagetop