私は彼の浮気相手!?~初恋相手はイケメン美男子~
あたしと葵君は住宅街にたどり着いていた。
「はぁ…はぁ…ここなら平気だろ…」
葵君が本当に来てくれた…
「葵君どうして…」
「…ほっとけなかったんだよ。雅が一人きりでいたら、またあいつらが来るかもしれないって思ったから」
どうして彼女いるのにそこまであたしに優しくするの…どうして…?
「確かに俺は彼女がいる。けど俺は雅がほっとけなかったんだ。
いつも男を避けて悲しそうにしているお前が。
この際はっきり言う」
はっきりってどういう意味だろ…
「言わなくていいよ。どうせあたしの事攻めるんでしょ?男嫌いの哀れな女とか言って!
どうせ男なんか見た目でしか見てくれない!可愛いからって平気で嫌がることをして…
信用できないのよ男なんて!もう離して…!」
あたしは泣きながら本音を葵君にぶつけた。
どうせ男なんか遊びでしか思ってないんだ。