私は彼の浮気相手!?~初恋相手はイケメン美男子~
――――……
「ふーんあいつがね…」
「葵君酷いよ…何も話してくれないで距離取ろうとか言いだして…」
すると隼人は呆れた顔をしてため息をついた。
「はぁ…お前何もわかってねぇな。詳しくは葵に止められてて言えねぇけど、
葵はお前のためにバイトしてんだぞ。少しはバイト頑張れとか応援してあげるべきじゃねぇのか」
あたしの為にバイトって…
一体どういうこと…??
あたし誰からも狙われてないよ??
「ねぇどういうこと?あたしの為って?あたし今誰からも狙われてないし守られるようなことは…」
「これ以上は葵に言うなって言われてて言えねぇよ。優と奈々、結衣だって葵が隠してる内容は知ってる。
けどお前のためにバイトしてるってことだけは理解しとけ。あいつが好きなんだろ。
だったらお前はお前でするべきことをすればいいんだよ。もし葵と別れたら雅は俺がもらうからな」
隼人はそう言ってジュースを飲んだ。