私は彼の浮気相手!?~初恋相手はイケメン美男子~




俺は教室に着くとさっそく優に話しかけた。



「おい優!」



「ん?葵どこ行ってたんだよ」



「どこ行ってたんだよじゃねぇ!何で言ってくれなかったんだ!」



優は何のこと?という顔をしている。



この野郎あくまでもとぼけるつもりだな…



「言うって何が?」



「ちょっと来い。雅はちょっとここにいろ」



「ちょっと葵君…!」



俺は優を廊下まで連れて行った。



「いきなり何なんだよ葵。」



「何で雅がいじめられてるって言ってくれなかったんだ!」



優の目が泳いでいる。



やっぱり知ってたんだな…



「だって雅ちゃんが言うなって言うからさ…」



「ったく…何で早く言ってくれないかな…」
< 86 / 399 >

この作品をシェア

pagetop