主婦ミラ子の叫び
愛犬のチワワであった

チワワ
それは愛眼犬としても名高く
彼らに見つめられると
毛深い強面のおっさんも
目尻を下げずにはいられないのだ

ミラ子も当然、愛犬を溺愛していた
携帯の待受は子供ではなく
必ず愛犬であった

しかし、
それほどまでに溺愛している
愛犬にどうしても
ミラ子は
叫ばなければ
ならなかった…












カーテンにオシッコかけるなーーーっっっ!




うちのチワワ雄なんです
若干、犬友仲間のなかで
男好き説なるものが
ささやかれております
※詳しくはコメ祭2で
mira著『真夏の死闘!!』を
ご覧になってください

まあ、うちのチワワ
とにかく、シャーシャー
かける、かける
基本ね
妬きもちやきなんですよ
まあ、子供より先にいますからね
だから、ちょっと
私が子供とじゃれてたりすると
気をひこうと
カーテンにシャー

しかも、最近では
ちゃぶ台の足にまでかけ出して
お陰でカーペットは洗うわ
カーテン洗うわ

この冬の寒い時期に
カーテンなし、カーペットなし
どないやねん!
子供、若干震えてますからね

ええ、もちろんね
予備ありますよ
でもね、
うちのチワワ
洗濯したての物を見つけると
体、めちゃくちゃ擦り付けるんです
臭い付けなんですかね
ほんで、最後、シャーですわ

予備足りひん

友達が急に来たとき
ここんち
寒い言うてすぐ、帰りましたからね






とにかく、
こうして
主婦ミラ子は
毎日、毎日
一日のほとんどを洗濯に
費やさなければならなかった

しかし、そこは
100年に一人のスーパーの…
もうええって?

おっと、これを書いている間に
本日、三回目の洗濯機終了の
ブザーがなっているではないか

さてと、
マジで一番の悩み


こんだけの洗濯もん
洗ったはええけど
どこに干すねぇーーーーーんっ!




主婦ミラ子の叫びは
終わりそうになかった












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