美味しい飲み物〈Bachelor girl〉
「あ〜っ、ヤダぁ!」
彩は俺からそれを奪い取り、スーツケースの奥に沈めた。
チケットはグッチのショルダーバッグの中にあった。
ひと箱丸ごとなんて…ちょっと引いた。
なんだかんだ言って、
俺よりヤル気満々じゃん…
「ね、聡、秘密守ってくれるよね?」
彩は真っ赤になって、俺を肘で突ついた。
守る、守る。
彼氏と別れてくれとか、メンドくさいこと言わない。
俺は彩のカラダだけでいいよ。
南の島で、水着脱がして、
たっぷり可愛がってあげるね…