恋せよ男子♂
「ごめんなさい…」
本当に思い出せなかった…
「ううん、気にしないで、じゃあ…僕が鈴音を好きだって言ったら…どうする?」
「え…?」
笹原くんが…私を…?
少し無言になったが、私は思っていた事を口にした。
「それもごめん、私は翔が好きなの、笹原くんは好きになれない…」
「そうだよね…翔なら、さっきあっちに走っていったよ?」
「本当に!ありがとう、じゃあね」
そう言って笹原くんの元から離れて、翔が向かっていった方に走っていった。