金閣消失(A探偵団3)
金庫?
出羽「でも心配は要りません。消火栓は完璧です。
これから本部からの警備も付けますから」
住職「よろしくお願いします」
亀山、窓の外のビルを見上げている。
亀山「あのビルちょっと目立ちますね?」
住職「規制が緩和されて、あっちもこっちも
新しいビルが建ってますのや」
亀山「クレーンが異常にでかい気がしますね?」
出羽「ああ、気のせいや。完成してクレーンがなくなったら、
普通のビルよりちょっと高いくらいや」
亀山、茶菓子をほう張りながらお茶を飲む。
○建築中のビル、外、夜
暗闇に浮ぶクレーン。
○同、階段、夜
懐中電灯を点けて上る山本、原田と太一。
○同、屋上の部屋、夜
暗闇、誰もいない。
山本、原田、太一が入ってくる。
薄明かりの中かなり大きなパネルの影。
中型の金庫。ワイヤーロープの束がある。
原田「誰もいない?」
山本「結構無防備やナ?」
太一、金庫に触れている。
太一「あれ、これ何?」
原田「金庫やナ。開くのか?」
太一、ゆっくりと金庫を開ける。
太一「中身がこれ、なに?」
驚く太一の顔。
○金庫
中型の重々しい金庫が開いている。
3人の灯が中を照らす。
金色に輝く一角獣のような老人の像
が灯に浮かび上がる。
驚くみんなの顔。
太一「何か書いてある」
原田、覗きこみ照らす。
原田「金閣爺」
山本「きんかくじい?又何かたくらんでるな?」
3人、まじまじと像を見つめる。
○パネル
大型パネルの影が見える。
3人、パネルを照らす。
太一「あ、金閣寺!」
原田「かなり大きな金閣寺の絵だ」
山本「と言う事は、2枚?向こうのビルにも2枚とすると」
3人、考え込む。
これから本部からの警備も付けますから」
住職「よろしくお願いします」
亀山、窓の外のビルを見上げている。
亀山「あのビルちょっと目立ちますね?」
住職「規制が緩和されて、あっちもこっちも
新しいビルが建ってますのや」
亀山「クレーンが異常にでかい気がしますね?」
出羽「ああ、気のせいや。完成してクレーンがなくなったら、
普通のビルよりちょっと高いくらいや」
亀山、茶菓子をほう張りながらお茶を飲む。
○建築中のビル、外、夜
暗闇に浮ぶクレーン。
○同、階段、夜
懐中電灯を点けて上る山本、原田と太一。
○同、屋上の部屋、夜
暗闇、誰もいない。
山本、原田、太一が入ってくる。
薄明かりの中かなり大きなパネルの影。
中型の金庫。ワイヤーロープの束がある。
原田「誰もいない?」
山本「結構無防備やナ?」
太一、金庫に触れている。
太一「あれ、これ何?」
原田「金庫やナ。開くのか?」
太一、ゆっくりと金庫を開ける。
太一「中身がこれ、なに?」
驚く太一の顔。
○金庫
中型の重々しい金庫が開いている。
3人の灯が中を照らす。
金色に輝く一角獣のような老人の像
が灯に浮かび上がる。
驚くみんなの顔。
太一「何か書いてある」
原田、覗きこみ照らす。
原田「金閣爺」
山本「きんかくじい?又何かたくらんでるな?」
3人、まじまじと像を見つめる。
○パネル
大型パネルの影が見える。
3人、パネルを照らす。
太一「あ、金閣寺!」
原田「かなり大きな金閣寺の絵だ」
山本「と言う事は、2枚?向こうのビルにも2枚とすると」
3人、考え込む。