君に捧ぐ、愛の唄



柔らかな、心地のいいメロディーに想いをのせる。



空に一番近いこの場所で、俺は歌う。





最低な俺だから。



君へ、想いを伝えることすら罪。



だからただ、俺は歌う。



君への想いを、作曲者の性格が滲み出た柔らかで優しいメロディーにのせて。




君に聴かれなくていい。



君は聴かないで。




だけど




風が、勝手にこの歌を運んでしまうなら


君が聴いてしまうのも仕方ない。



君に届いても、それは不可抗力なのだから。



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