だぁーッいすき

優奈side

みんながまだ学校に
来ない時間から来てた。
いつもなら
ぎりぎりにいってたけど
自分を変えようと思ったから。
トイレにいって帰ってくると
さきたちがいて、
優奈の机の周りにいた。
怖くなってトイレに逃げた。
またいってみると
まきとさきたちが
喧嘩をしてた。
自分のことでもめてるって分かった。
分かったけど
見ることしかできなかった。
だんだんその口喧嘩が
ひどくなっていって。
とめなきゃまきが危ないって思った。
まきは1人なのに
相手は複数いて。
まきは本当に強いんだって思った。
体はなかなか動かなくって。
そしたら伊藤がきて
「二宮は山本のために頑張ってんだぞ?
山本も頑張ってみたら?」
そういわれた。
今までならムカついてたかもしれない。
けど素直に聞けた。
今なら変えられると
思った。
「やめて!!」
さきたちにむかっていった。
まきも気付いてこっちを向いた。
まきは微笑んでくれた。
さきたちはこっちをにらんでる。
「机に書いてるの消してよ!!」
涙が出てきそう。
「はぁ?自分で消せば?」
カチーンときた。
「お前らがやったんだから責任持って消せよ。」
まきがうなずいてくれてる。
「きもっ。」
そういって
さきたちは帰って行こうとした。
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