だぁーッいすき
記憶
遠く離れて
― 思い出した
ずっと昔の小さかったころ…。
「まきちゃーんっ♪
あーそーぼっ」
まきの初めての友達。
「ともやくーんっ♪
なにするの?」
いつも遊んでた。
松浦智也…。
初めての友達。
だいすきな友達。
いつも一緒だったね。
喧嘩なんかしなかったね。
一緒に歌を歌って楽しかったね。
晴れた日には
公園にいって
いっぱい走ったね。
こけたら
手をさしのべてくれて
「まきちゃんだいじょうぶ??」
って…。
あのときから優しかったね。
雨が降ったら
家のなかでおままごとしたね。
楽しかった。
智也くんの笑顔は
最高で…。
優しくて
可愛くて…。
「まきちゃんは
すぐこけちゃうから
ぼくがずっとたすけてあげるよ!!」
まきがこけて泣いてたときにいってくれた。
「ずっと??」
聞き返した。
「ずっとだよ!
まきちゃんがおばあちゃんになって
ぼくがおじいちゃんになってもだよ!」
優しい笑顔でいってくれたんだね。
ずっと一緒。