だぁーッいすき

「いらっしゃいませー!!」
初めて入った。
綺麗な人がいっぱいいて
それに
若い人がたくさんいる。
「優奈ちゃんだぁー！」
気付くと
優奈の周りには
店員が2,3人ほどいた。
「なにボーっとしてんの？
おいで！」
優奈に引っ張られ
奥へと進む。
「今日はちょうどうちの親がいるの。
だからちょっとあって？」
えー！
声も出ないよ。
コクりと頷くだけだった。
―ｺﾝｺﾝ
「はーい。」
これが優奈のお母さんかな？
優奈が扉を開ける。
「優奈ぁ！仕事中よ何？」
そうだよね。
まきはばかだな。
邪魔しちゃった。
「友達連れてきた。」
優奈のお母さんが
まきの方を見る。
なんだか
上から下まで
見られてるような…。
「こんにちは。二宮まきです。」
挨拶しなきゃいけないよね…。
前にもこんなことが
あった気がする。
「こんにちは。座って？」
えー!!
まきなんかしたかな？

フカフカのソファーに座る。
ジュースとお菓子が出された。
「ありがとうございます。」
うまく喋れてるかなぁ？