だぁーッいすき
「白いレースのゆる透けシャツに
ダメージ加工ありのデニムショーパン。
そして明るめの色のスカーフを
腰に巻いて。
インナーに赤のキャミ。
赤のパンプス。
なかなかいいじゃない。」
なかなかいい
そういいながらも
何かを考えてる。
「でしょ?」
優奈は嬉しそう。
「まきちゃん。
ちょっと待ってて。」
そういわれ
優奈と優奈のお母さんは
出ていった。
まき何か…。
したかな。
あちゃー。

5分ほどで帰ってきた。
「「じゃーん!!」」
1つのカゴを手にもって。
だけど、
それ。
カゴから溢れてるよ?
「まずこれから!」
そういわれ
部屋の中にある試着室で
着替えさせられた。
「いいねー。」
これが何度も続いた。


1番最後。
水色のキャミソールの
真ん中におっきな
ふわふわのドットのりぼん。
膝うえの
ふわふわな白いスカート。
黄色いサンダル。
そしてタオル地の長めの
薄いピンクの上着。
「かわいー!!」
開けた時には
店員が5人ほどいた。
「いいですね!」
「ありです!」
そんな言葉が飛び交っていた。
「まき!きて。ここ座って!」
優奈に呼ばれて
行った。
優奈がまきの髪を
結びだした。
上側の髪を
少しだけ結んで
ハーフアップに。
最後にネックレスをつけて。
自分で自分の姿を見たときには、
凄いと思った。
優奈が結んでくれた髪は
水玉模様のりぼんで
くくってあって。
人は変われるんだって思った。
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