だぁーッいすき

感情

「ただいまー!」
―キャハハ
笑い声がする。
懐かしい気がする。
「おかえりー。」
家族みんなが
リビングにいた。
急に電気が消えた。

「パッピバースディトゥユゥ♪」

ケーキには
まきちゃん誕生日おめでとう
って書いてある。
「早く消して?」
背中を押され消した。
そういえば今日、
まきの誕生日だった。
「ってか姉ちゃん。その袋何?」
さすが弟。
よくみてる。
「もらった。」
何かいわれるまえに
言わなきゃって思った。
「でもそれ!!高いところの…。お金は?」
お母さんの顔がこわい。
「まきの友達のお母さんが
そこの社長さんであげるって言われて…。」
お母さんはまきの手から
袋をとって
中を開けた。
「はぁ。何してんの。早く電話かけて?」
お母さんは少しだけ
微笑んで見せた。
「うん。」
優奈の携帯に電話を
かけた。
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