だぁーッいすき
行く途中に
まきとあった。
まきは
少し元気がなかったような気がする。
また遊ぼうねーとか
宿題やったーって
話をした。
まきの顔は
曇る一方だったの。
さすがに
「どったの?」
って聞いてみた。
まきは首を横にふるだけ。
「具合わるいん?」
まきは下を向く。
もしかしたら
ともくんたち何かやったのかなって
思った。
「実は…」
まきは下を向いたまま。
「部活入ってたけど入ってない。」

意味分かんないよ?
つまり入ってるの?
入ってないの?
「どゆうこと?」
さおが最近まきがきてないっていってたけど…
まきは真っ直ぐに
優奈の目をみた。
優奈はその目線から
離せなかった。
「入部届けあるじゃん?
燃えちゃった。」
燃えちゃった?
もしかして田中先輩に関係あり?
「そっか。これからは
ずっと一緒にいられるね。」
優奈はそれ以上聞かなかった。
まきを苦しめるだけだもん…
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