だぁーッいすき
ずっと
優奈とあってない。
最近は
さきがくっついてくる。
別にそれほど
悪い人でもなかった。
別にあの日の話をするわけでもない。
「最近、優奈ちゃんと仲良くないの?」
さきが
顔をのぞきこんできた。
「そんなことないよ。」
なんでそんなこと
聞いてくるんだろ?
「実は優奈ちゃん。
先輩に告ってふられて…。
最近おかしいんだ。」
…。
そんなことがあったなんて。
「それでね。
これは誰にも秘密だよ!」
さきがいなかったら
まきは
こんなことも
知れなかった。
「そうなんだ。ありがとうね」
さきは
あっと声を出した。
「最近、優奈ちゃんヤバい系となかいいよ!」
ヤバい系…。
授業もまともに受けず
先生の言うことも聞かない
校則を破りっぱなしのやつら。
「あいつら絶対高校いけないじゃん!」
さきは
口の前に指をたてた。
「声でか過ぎ!
もう行かなきゃ。ばいばい」
「ばいばい」
さきは
先生に呼び出しされたらしい。
優奈が危ないんだ
< 179 / 229 >

この作品をシェア

pagetop