だぁーッいすき
朝は早く起きた。
もしかしたら
優奈からメールが
来てるかもと
思っていたけど
現実は甘くなかった。
まきは
いつもより早めに
学校へ行った。
少し怖かった。
もしかしたら
こんなのいらない
って
言われるかもしれないから。

学校についてみると
あまり人はいなかった。
6組にいってみると
優奈だけいた。
優奈は
窓から外をみていた。
「優奈!」
優奈は
一瞬笑ったが
すぐに顔がかわった。
「なに?」
まきは優奈に近付いて
紙袋をだした。
「これ!マドレーヌ作ったの。」
優奈は受け取ってくれない。
「よかったら食べてね。
鞄の中いれとくから。」
優奈は
何も反応しなかった。
優奈の鞄の中は
お菓子が入っていた。
勉強道具らしきものはない。
1年の時の
学級写真があった。
そのとなりには
プリクラがあった。
運動会のときのまきと優奈のプリクラ。

一生ともだちだよ!

優奈の字で書かれていた。

こんなバカなゆなたんだけど
まきたんよろしく☆

このときのまきたちは
辛くても
前をみて進んでいた。
けど今は
道を外れてるよ…。
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