だぁーッいすき
1番近くにいてほしい人は
いない。
「ともくーん!」
甘ったるく俺を呼ぶ声。
「ああ?」
女子って
いっつも
複数でいる。
3人組の女子が
いた。
「放課後話あるから教室にいて?」
えー。
でたー。
「ごめん。俺用事あるから。」
涙ぐむやつ。
女子って
なんかあると
すぐ泣く。
それが
好きな奴なら
愛おしいって思うだろうけど…
「わかった。放課後な?」
一気に笑顔になる。
「ありがとう」
愛想笑いでごまかす俺。
俺は
まきちゃんの
眼中にはいないかもしれない。
まきちゃんの気持ちを知っときながら
辛い思いもさせた。
いつも
自分が幸せになることを
1番に考えてたんだ。
―放課後。
誰もいない教室。
俺は
そっと窓の外を見た。
まきちゃんを
探してた。
好きなんだ
その気持ちだけが強くなってた。
「ともくん?」
そこにいたのは
さっきのやつで。
「何?」
聞かなくてもだいたいわかるよ。
「好き。あたしと付き合って」
…。
考える振りをする俺。
答えなんて
決まってる。
「ごめん。」
そいつは
ずっと下向いてて
やっと口に出した言葉。
「何で?
ちぃのときはいいのに?」
そいつが言い放った言葉は
おれの胸に突き刺さった。
「あれは…」
好きな人を守るため。
そんなの言えない。
結果的には
泣かしてしまった。
「ばか!」
教室を飛び出したそいつは
半泣きでもう一度ばかって叫んだ。
あともう少しで
春休みがくる。
俺、このまま
3年生になるのか?
いない。
「ともくーん!」
甘ったるく俺を呼ぶ声。
「ああ?」
女子って
いっつも
複数でいる。
3人組の女子が
いた。
「放課後話あるから教室にいて?」
えー。
でたー。
「ごめん。俺用事あるから。」
涙ぐむやつ。
女子って
なんかあると
すぐ泣く。
それが
好きな奴なら
愛おしいって思うだろうけど…
「わかった。放課後な?」
一気に笑顔になる。
「ありがとう」
愛想笑いでごまかす俺。
俺は
まきちゃんの
眼中にはいないかもしれない。
まきちゃんの気持ちを知っときながら
辛い思いもさせた。
いつも
自分が幸せになることを
1番に考えてたんだ。
―放課後。
誰もいない教室。
俺は
そっと窓の外を見た。
まきちゃんを
探してた。
好きなんだ
その気持ちだけが強くなってた。
「ともくん?」
そこにいたのは
さっきのやつで。
「何?」
聞かなくてもだいたいわかるよ。
「好き。あたしと付き合って」
…。
考える振りをする俺。
答えなんて
決まってる。
「ごめん。」
そいつは
ずっと下向いてて
やっと口に出した言葉。
「何で?
ちぃのときはいいのに?」
そいつが言い放った言葉は
おれの胸に突き刺さった。
「あれは…」
好きな人を守るため。
そんなの言えない。
結果的には
泣かしてしまった。
「ばか!」
教室を飛び出したそいつは
半泣きでもう一度ばかって叫んだ。
あともう少しで
春休みがくる。
俺、このまま
3年生になるのか?