だぁーッいすき
空翔の頬が軽く
赤く染まる。
「んで何はなしてたの?」
まきちゃんが俺と空翔の顔を交互に見る。
「引越しの手伝いしてくれないか聞いてた。」
本当の話をする。
「そうなんだ。空翔も一緒にやろうよ!3人でやれば早く終わるよ??」
まきちゃんは…。
空翔の気持ち知ってんのか?
知ってるわけないよね。
「いや。俺は今日他に用事があるから。ごめんな。」
空翔、気を使ってる。
大人だな。
「そかそか。あっ!空翔。話があるの。智也くんは家にいてね。」
まきちゃん。
空翔に何を話すんだ?
「行ってらぁ」
俺は見送る。
2人きりにしたくないけど
まきちゃんが誘ったから
今回は許す。
空翔とまきちゃんって
何かあるよな…。
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