だぁーッいすき

公園+°

空翔と近くの公園に行った。
「空翔。あのね…。」
息ができない。
なぜなの?
「大丈夫かぁ?」
空翔がまきの背中をなでてくる。
優しい大きな手。
「大丈夫だよ。ありがとう。」
空翔はなんでそんなに
優しいの?
「そおか。昨日は大丈夫だったか?」
心配してくれてるんだ。
「ありがとう。大丈夫だよ。」
涙が出てくるよ。
「泣くなよ。まきは泣き虫だなーっ。」
空翔の胸に顔をうずめる。
「好きな人いるって。それに智也くん。
学校と真反対だしなんか…。前と違うの。」
空翔はうんうんって
聞いてくれる。
「そんなことないよ。大丈夫だ!
だってまきは俺が認めた女だぞ??
なんかあれば俺に言えよ??
守ってやるからな。」
空翔。
そんなこと言ったら
もっと泣いちゃうじゃんかぁ!
「ありがとう。」
心が痛いよ。
大好きだよ。空翔。
その言葉が1番嬉しいんだから。
「空翔…。お腹すいちゃった。」
泣いたらお腹すいちゃったよ。
「しょうがないな。
アイス買ってあげるから泣くなよ。」
やったー!
アイス食べたかった!
歩いて5分ほどのコンビニに行った。
「まきはーっ。オレンジシャーベットがいいな♪」
智也くんだったら…。
こんなに甘えられたかな?
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