愛 ~②巻~

最高+最低な誕生日

カチャリ…カチャ…

ん?

何の音…?


私は目を開く。

『ん…?』

私には黒い布団が掛かっている。


宮先の…家…?

私は起き上がる。


「あ…倉井、起きた?」

宮先が部屋のドアの近くにいた。


『あれ…?私…学校で…』


「俺が色々と誤魔化してね…やっと連れて帰れた…」


宮先、苦労したんだね…。


私は時計を見る。


『8…時?』


「夜の8時…」

もう…8時…?

『私…すっごい寝てたね…』


何時間寝てたんだろう?
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