愛 ~②巻~
幸せだなぁ…。


ずっとこう引っ付いていたいな…。

「未來~入って良い?」

由希がドアの前にいるみたい。

うぅ…引っ付いていたかったのに…。


私は龍から離れて、『どうぞ』と言う。

「失礼します」


『どうしたの…?』


私は由希をジッと見る。
由希は龍を見てる。


『由希…?』


「あっ…えっと…」

由希は俯く。

「うぅ…」


由希が急に泣き出す。

『えっ!?龍はリビングに行ってて!』


「分かったぁ」

龍は部屋から出て行った。
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