愛 ~②巻~
『さぁさぁ…涙を拭いて…』


私は由希にティッシュを渡す。


「どうも…ゴシゴシ…」

由希は効果音を口ずさむ。


『由希って良く効果音を言うよね…』


「効果音?」


分かんないんだ…。


「効果音かぁ…」


由希は何故かブツブツと考える。


「もぉ頭から煙でちゃう!」


由希はワァ~と頭を回す。


『始めからバカなんだからそんな事やったら…』

「何か言った?」


『いえ…』


危ない…危ない。
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