愛 ~②巻~
龍が私を後ろから抱き締める。

『ちょっ~!!!龍!離せ~!』

「やだ~!家だったらこんな事出来ないもん!」

『やらなくて良い!』

困るし…。

『…………』

「…………」

………………。

『いつになったら離すの!!??』

私は上を向く。

『んむっ』

龍がキスしてきた。

『んっ…む~!!』

誰かにばれたらどうするの~!!??

龍が唇を離す。

「ご馳走様でした♪」

……………。

『ばかぁー!!誰かにばれたらどうするの!!??』

「良いじゃん♪実際ばれてないし?」

む~!

『もう!荷物一人で家に入れてね!』

私は家に入る。

「え~!?一人じゃ無理だし!」

『頑張って~』

私はドアを閉じる。

「もう~!ごめんって!」

龍がドアを開く。

『嘘だよ。一緒に持ってあげるから!』

私はそんなに悪い人じゃないもん!
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