ブラック プリンセス Ⅰ 【完】
黒龍の闇
私が黒姫になって
2週間が
過ぎようとしていた。
毎日朝は家から学校まで 学校がおわると
車で倉庫まで、
そして時間になると
家までバイクで
送ってもらっている。
今日も倉庫に来ている。
「ねぇ大地。みんなは?」
今日は倉庫の中には
大地と私しかいない。
「うっせぇ!女!気安く話しかけてんじゃねぇよ!」
こちらに目を向けることなく大地はそう言った。