視線の先の×××

数メートル先にDVDを選んでいる彼氏。
いつものイジメにしては、ひどすぎる。

緊張感が走るはずなのに。
キュンとした熱が体を駆け巡る。

「せ…先輩?」

見上げた先輩の顔は、イタズラに微笑んだまま。

「この先の続きを知りたかったら、ついてくるか?」

小さく耳打ちして立ち去ろうとした。

「せ…」

今日こそ、文句を言おうと立ち上がって伸ばした左手。

視界の中に見えた薬指。

さっきまでなかったはずの指輪がキラリと光っていた。

……先輩は、策略者だ。






< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

隣のホストくん

総文字数/14,060

恋愛(ラブコメ)48ページ

表紙を見る
愛玩~夢幻の秘密~

総文字数/97,268

恋愛(その他)412ページ

表紙を見る
届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

総文字数/282,636

恋愛(キケン・ダーク)570ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop