スターチス〜悪戯な彼〜


ガチャン… 



「入って…。」



俯いた楓が恥ずかしそうに言ったー−


「親いるの?」



俺は場所も考えずに理性を飛ばしてしまった−ー


「いない…けど?」



そんな俺に気づかずに、勢いよく顔を上げて俺を見上げる楓−ー


バサッ… 



「んんっ!」




いつのまにか、オレは吸い込まれるかのように楓の唇にキスをしていた…





「ちょ…ゃめ…っん!」




止める事が出来なくなり、激しく…楓にキスを求めてしまっていたー−



「ハァ…」




息苦しそうな楓の表情を横目に、オレは楓の手をひいて部屋に向かった−ー


「楓、部屋行こ。」



グイッー− 





「えっ!ちょ!?」



タンタン−ー











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