スターチス〜悪戯な彼〜
数分後−ー
「ちっ…ちがぁあう!」
びくっ!
なんだょ…
「どうした?」
いきなり大声わあげた楓ー−
どうやら、何度もトライしているのに、一問も答えと一致しなかったらしい…
それで悲鳴をっ…
って!
「お前、こんな問題も解けねぇのかよ!」
「こっ…こんなって!悪かったわね!どうせあたしはバカですよ〜だっ!」
そう言って目一杯頬を膨らます楓…
「ばーか。」
俺は思わず楓を抱きしめた…
だって…
楓可愛いすぎなんだもん♪
「しゅーいち?」
楓は目をまん丸くして俺を見上げてる…
「悪かった。俺を頼って?少しは頼ってくれねーと勉強教えてる事になんねーし。」
「…うん。ごめんなさい。」
楓は俺の手をとって、その手を自分の頬へともっていった…
「かえで…?」
「ずっと一緒だからね?」
「楓…」
俺の心情を読みとったんだろうか…
楓は優しい眼差しで俺を見つめる…
強がったり…
バカしたり…
ホント、楓といると飽きねえ。
マヂで可愛い…
俺の天使。
「ありがとな。」