スターチス〜悪戯な彼〜
俺は楓の手を両手で包み込むようにして頬にあてた…
「大丈夫。また明日会えるし?」
そして、ニカッと笑ってみせた俺…
「でもっ…」
何を言っても聞く耳をもたない楓−…
そんな楓に俺は
ため息混じりに言った。
「お前、そんなに俺に犯されてえ?なんなら、いますぐ犯してもいーけど♪まっ♪起きたらパパとママが待ってっけどね♪」
ニヤリ−…
「ばっ…ばか!もういい!」
楓は俺に背を向けて派手にドシドシと踏みきる音を立てて、自分の部屋にかえっていった−ー−…
『フゥ…』
ったく強情な奴…
一回触れたら止まらねえの知ってるくせに…。
ホントッ…
『おバカなヤツ。』
俺は苦笑いしながら玄関を出たー−…