スターチス〜悪戯な彼〜
瞬間、秀一の暖かい手があたしの冷えた手を両手で包み込むようにして触れた…
「大丈夫。また明日会えるし?」
そして、ニカッと笑ってみせた秀一…
「でもっ…」
あたしは何度も反論した−…
でもやっぱり聞いてもらえなくて−ー…
少し落ち込み気味のあたしに秀一が意味深な笑顔で言った。
「お前、そんなに俺に犯されてえ?なんなら、いますぐ犯してもいーけど♪まっ♪起きたらパパとママが待ってっけどね♪」
「ばっ…ばか!もういい!」
あたしは真っ赤に染まった顔を隠しながら今降りたばかりの階段を音を立てて上った−ー−…