スターチス〜悪戯な彼〜
時は流れて・・・
新緑の季節ー5月。
「楓おせーぞ。」
「うるさいなぁ…秀一が早いだけでしょー。」
「ハイハイ。ほら、手貸せよ。」
「はい…。」
「ヨっと…。って、お前何赤くなってんだよ〜。」
「だって〜///」
俺らは久しぶりに一緒に登校☆
楓が1人で赤くなっているの見計らうと、俺は呆れ口調で言ってやった。
「今は登山中ですよ?楓ちゃん?」
「もうバカにしないでよ〜//」
実は俺たち、
学校の地域活動の一環で、今、清掃登山中…。
もういってぇのなんのって…
冗談じゃねえッ…
なんで俺がって思ってたけど…☆☆
楓が同じ班って聞いたオレは頑張った!
「シュウ疲れたぁ…」
だけど
そんなオレの気も知らないで…
さっきから楓は弱音をはいてばかり。
「ばーか。あとちょっとで頂上だって。」
「うん…。」
しょげる楓を横目に凄い笑顔で歩いくオレ…。
やっぱオレ、楓の彼氏だし?
ちょっとでもかっけえとこ見せてえじゃん?
意地ってヤツ…?
いや、プライド?
っとまぁ、
そんな事を考えているオレに…
「アリエナイ…。」
楓は呆れたように言った。
しかも、眉間にシワよってますけどー−?
そんな中、楓は言った。
「うう…吐きそう。」
ええー!
ちょっとまてっ!
ここで
吐かれてもこまりますから!