Chocolat~天使が微笑んで
コンコン
「失礼します…」
私と椿が部屋に入ると校長とふたりの男子高校生がいた
「御用はなんでしょうか校長先生」
さっさと用事をすませようと、校長に質問したがかえってきた声は校長ではなくふたりの男子高校生のうちのひとりだった
「久しぶりですね
ゆりさん」
はぁ?
なんなのこいつ?
あたかも知り合いのように話した男子高校生のひとりだが
私はこんなやつ知らない
見た目は私と同じ金髪に青い目、すらっと身長は高くだからと言ってなよっとしてる感じでもない
ひとことで言うと
美男子
だけど別にクラッときたり見惚れたりも私はしない
普通ならするんだろうけど…
優しい笑みを浮かべるそいつを一瞬だが睨んでしまった
すると、もうひとりの男子高校生が
「そんな睨まないでよ」
と笑いながらいった