Chocolat~天使が微笑んで
態度は丁寧だけどこんな胡散臭い奴
嫌だわ…
けれど本性を出してしまってはこの先がめんどうだし
しかたがないわ…
「わかりました。
お試し期間の間だけならかまいません
しかしあくまでも足をひっぱるようなことはご遠慮ください」
作り物の笑顔をはりつけたものの目は笑ってない私
普通の人がみたら背筋が凍りつくほどなのに目の前の男ふたりは
「よかった。
これからよろしくお願いします。」
「よろしくねゆりちゃん椿ちゃん」
こいつ等ほんとになんなのよ!
私の隣にいる椿は今だに納得いっていない様子
しかめっ面をしている
そんな空気の中
校長がビビりながら
「では椎名さん九重さん2人をクラスまで連れていってはくださいませんか
2人共、椎名さんと九重さんと同じクラスですので…」