Chocolat~天使が微笑んで
私はもう一度
「…ぉはよぅ」
と返事をすると部屋を出て一階の大広間に向かった。

私の部屋は三階で大広間は一階、いちいちめんどくさいから私も一階の部屋にしようかなぁと思っているうちに一階についてしまった。

「椿
お腹すいた」
そう言うと椿はキッチンから2人分の朝ごはんを運んできた。

「お嬢様、朝ごはんもよろしいですがこのままでは学校に遅れてしまいます。お急ぎください」

私は椿の急かすような言い方に、私は急いで朝ごはんを食べた。
使用人で私に命令出来るのは今では椿くらいだ。

「椿、学校にいくわよ」
「はい。お嬢様」
礼儀正しく話す椿に少しイライラしながらも車にふたりして乗り込んだ。

「椿、もう敬語じゃなくていいわよ」
すると、椿は少し笑い
「ほんとにもう疲れちゃったわよ」

はぁ
やっと本性をみせたわね…


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