Chocolat~天使が微笑んで
「そっちじゃないと気持ち悪いわ。アンタに敬語は似合わないわよ」

「そうかしら?結構気に入ってるのよ、お嬢様」
と言ってニヤリと笑った。
こいつ私をおちょくってるわね…

そんなやりとりをしてるうちに車は学校の正門に着いていた。

学校に着くと
キャーキャーゆり様ー椿様ー

うるさいわね…
そう思いながらも私と椿は自分達のクラスに向かって歩きだしたのだが
うるさい生徒達の叫び声は今にも私達をのみこんでしまいそうな勢いだった。

チッ

私が小さく舌打ちをしたことに椿は気付いたのか
「いつものやってあげなさいよ。アレしたら静かになるでしょ?」

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